プロサッカー選手が子供時代にやっていた自主練メニュー
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サッカーが上手くなる子とそうでない子の差は、実はチームの練習だけでなく「自主練の質」にあります。私自身、プロを目指していた子供時代は、チーム練習以外の時間をどう使うかを意識していました。今回は、当時実際に取り組んでいた自主練メニューを、幼少期時代の自身の経験や今だからこそ思うことを含めて紹介します。
私自身の幼少期時代
私、加藤匠人は3歳頃からサッカーを始めました。最初は幼稚園の園庭でサッカーをし、休日は父と河川敷でサッカーをする日々から始まりました。幼稚園生、小学校低学年頃までは、とにかくサッカーをする。友達や親とサッカーをして、たくさんボールを蹴って、ボールの扱いを学び、サッカーが楽しくてボールでずっと遊んでいることが多く、特に目的を持たず、ボールと触れ合う時間でした。そんな夢中になれるほど、サッカーを好きになったからこそ、今でもサッカー続けているのかもしれません。
徐々に何が上手くなりたいか、何をしたいか目標が明確になってくる高学年時代
小学校3年生頃から地元の強いクラブチームに所属し、自分がどのような選手になりたいか考え始めると、何が足りないか、何が必要か少しずつ考え始めるようになりました。私は、脚が速くなく、ドリブルもそんなに得意ではなかったので、キックを磨き始めました。キックの強さ、正確さ、自分の思い通りにボールを蹴れるようにたくさん蹴りました。年代が進むごとに自主練の時間、自主練の一工夫が技術向上の鍵となるのは、私自身も経験してきました。その中で、特にやってよかったと、これをやってなかったらプロになっていなかったかもしれないと思える自主練を3つ紹介したいと思います。
①パスの止める・蹴る【壁当て】
サッカーの基礎の基礎の練習です。サッカーは足でボールを扱う難しいスポーツです。その中で一番大事になるのは、ボールを思い通りに止めること、ボールを狙ったところに蹴ることです。世界のトップレベルでも、Jリーグでも、どこでも、ボールの止める蹴るが正確にできないとサッカーが成り立たないですし、ボールを止めることがドリブルやシュートなど次のプレーの成功に繋がります。レベルが上がれば上がるほど、止める蹴るの正確さと速さが増していくほど大事な技術なので、たくさん練習しましょう。
私がやっていた練習は友達との対面パスや三角形パスをひたすら繰り返していました。そして一人で自主練するときは壁にボールを当てて、跳ね返ってきたボールをトラップする練習です。誰もがやりそうな自主練ですが、ここでの意識することの差が技術の向上に大きく差が出ます。壁のどこに当てたら、どのようなボールが返ってくるのか、ボールのどこに足を当てたら上手くボールが止まるのか、と考えながら行うことが大事だと思います。特にトラップは少しでもずれたら思い通りに止まらないので繊細なタッチが求められます。上手く止まった時のボールが足にしっかり当たる感覚や力みすぎず優しくボールをタッチすることを意識してやってみてください。
そして、慣れてきたらトラップしたボールが0の状態(回転しない、転がらない、完全に止まった状態)に1発でできるようにチャレンジしてみてください。超ハイレベルで難しいですが、0にするトラップができるようになったら、次のプレーまでのスピードが速くなります。
◎ワンポイントアドバイス
止める時(トラップ)は操り人形のように少し脱力してボールを迎えてみよう!力が入りすぎるとボールにその力が伝わって上手く止められません。
➁バー当て
これはゴールのバーを使ったキック練習です。キック力をつけたい人、コントロールを良くしたい人はやったほうがよいです。ゴールがないときは、高さがある目印を目掛けてやります。最初は近くから始め、徐々に距離を伸ばしていきます。まだキック力が足りない人はとにかく高く、強く蹴れるようにボールの中心より少し下を蹴って浮かせられるようにチャレンジしてください。バーに当たることが増えてきたら、距離を伸ばすだけでなく、ボールの回転を狙い通りに蹴れるかやってみたり、逆足でやってみたりと、バリエーションを増やしていきましょう。このバー当てでは、キック力、キックの正確さ、どのくらいの高さ、強さで蹴ったら当たるか考えることで、空間認識能力や自分のキックの感覚を養うことができます。そして、ここで一つ裏話ですが、プロでもバー当てで遊んだり、バー当てしてからボレーシュートをする遊びをしたりと、バー当てにはたくさんのやり方や遊びがあります。友達とバー当て勝負をしたり、何球中何球当たるか試してみたりと、遊び感覚の中で、キックの技術を向上させていきましょう。
◎ワンポイントアドバイス
ただ思いっきり蹴るのではなく、自分の脚のどこに当てるとボールがどのように飛んでいくかを考えて練習しよう!
③コーンドリブル練習
コーンである必要はありません。マーカーでもいいし、公園に落ちている葉や石でもできます。細かいボールタッチを身に着けるために、自分の意図したとおりにボールを運べるように練習します。真っ直ぐに5個置いて、「ジグザグにドリブル」「右足のみでドリブル」などいろいろなパターンをやったり、ランダムに置いて順番を決めてその順番通りにドリブルしたりと自分のアイデア次第で、たくさんの練習ができます。目標は1歩に1タッチするくらい細かくできると最高です。
◎ワンポイントアドバイス
顔を上げて周りを見れるようにしよう!タッチに夢中になりすぎて、相手やスペースが見れないとドリブル成功率が下がってしまいます。
まとめ
特別な環境がなくても、工夫次第で自主練の質は大きく変えられます。今の自分があるのは、こうした地道な積み重ねがあったからだと感じています。とにかく思いついたら試してみる。そして継続する。ぜひ今回紹介した練習方法を参考にやってみてください!
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